質問:「アディダス」というブランド名の由来を教えて下さい。
回答: ヒトコトでは語り尽くせないので、以下をご覧ください。
1. ブランド名の由来
ブランド名「アディダス(Adidas)」は、アディダスの創業者の名前に由来します。
創業者の名前は "Adolf Dassler" で、彼の愛称は(おそらく "Adolf" に由来する) "Adi" でした。
創業者であるアドルフは会社を設立するとき、愛称 "Adi" と名字 "Dassler" の最初の3文字(Das)を組み合わせて、"Adidas" という名称で登録しました。 1949年のことです。
2. 登録時のハプニング
アドルフは当初、"Adi" の "Ad" の部分と "Dassler" の "Das" の部分を組み合わせた "Addas" を会社名にするつもりでした。
ところが、"Addas" という名称の子供靴のメーカーがすでに存在したので、アドルフは登記用紙にすでに記載していた "Addas" に "i" という文字を書き加えて申請しました。
アディダス社の関連団体が公開する画像を見ると、登記用紙にタイプライターで打たれた "Addas" という印字に、"i" の文字が手書きで追加されているのがわかります。 "Addas" では登記できないと登記所で知り、その場で "i" を書き加えたのでしょう。
Adolf Dassler の実兄である Rudolf Dassler は靴メーカー「プーマ(Puma)」の創業者ですが、プーマの社名は当初 "Ruda" でした。 創業者の名前 "Rudolf Dassler" を縮めて社名にしたわけです(創業後まもなく "Ruda" から "Puma" に社名が変更されました)。 兄弟そろって同じ発想です。