"another two weeks" の意味を教えて!

質問: "another two weeks" とは、どういう意味ですか?

回答:もう2週間、さらに2週間」という意味です。

すでに何かの期間に言及しているときに、最初に言及した期間に加えて「もう2週間」と言うのが "another two weeks" です。

詳しくは以下をご覧ください。

1.「another + 単数名詞」が基本

"another" は単数の名詞と共に使われるので、"another week" なら問題ありませんが "another weeks" は文法的に正しくありません。

"another" は「an + other」です。 この "an" は不定冠詞の "an" ですから、"another" を複数形の名詞に使うのは、"an apples" と言うのと同じぐらいおかしなことです。

2.「another + 複数形」になる理由

それなのにどうして、"another two weeks" では "two weeks" という複数の名詞に "another" が使われているのでしょうか?

それは、"two weeks" を「1ダース(a dozen)」のような単位とみなし、その単位1つ(すなわち単数)に対して "another" を適用するからだと考えられます。

"another set of two weeks" が省略されたのが "another two weeks" と理解して問題ないでしょう。

another two weeks = another fortnight

英語には「14日間(2週間)」を意味する "fortnight" という名詞があります。

"fortnight" は単数扱いの可算名詞で、中身は複数ですが単数の名詞として扱われます(*)。 "fortnight" は "14 days" あるいは "two weeks" という複数の名詞を単一のパッケージに入れて単数の名詞として扱うわけです。
(*) 例. A fortnight has passed.(2週間が過ぎた)

"fortnight" は "another" を付けて "another fortnight(もう2週間)" とできます。 "another two weeks" は "another fortnight" の "fortnight" を "two weeks" に置き換えた表現だと捉えれば理解しやすいでしょう。

3. "another two weeks" は複数扱い? それとも単数扱い?

"another two weeks" は複数としても単数としても扱われます。
Another two weeks have passed.
さらに2週間が過ぎた。
# "Another two weeks" が複数扱いなので、"have" となっている。
Another two weeks has passed.
さらに2週間が過ぎた。
# "Another two weeks" が単数扱いなので、"has" となっている。

単数名詞にしか付かない "another" が複数名詞に付くという矛盾のために、"another two weeks" は単数として扱われたり複数として扱われたりするのでしょう。

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