質問:「クラーク」とは、どういう意味ですか?
回答: 2つ意味があります:
- 「事務職員」など
- 「クラーク」という人名
詳しくは以下をご覧ください。
1.「事務職員」を意味する「クラーク」
「事務職員」の意味の「クラーク」を英語に戻すと "clerk" です。
"clerk" が意味する「事務職員」とは「ホワイトカラーのオフィスワーカー」です。 文書を扱ったりPCで作業したりします。
接客担当の従業員
(主に北米で)"clerk" は「お店・ホテル・病院・オフィスで接客や受付(電話の受付も含む)を担当する従業員」も意味します。
この意味の "clerk" は「ショップ店員」や「ホテルのフロント係」を指すのによく使われます。 「ショップ店員」と特に言うには "salesclerk" を用い、「ホテルのフロント係」と特に言うには "desk clerk" を用います。
英国では、「ショップ店員」が "(shop) assistant" で、「フロント係」が "(hotel) receptionist" です。
2. 人名の「クラーク」
人名の「クラーク」には、"Clark" と "Clerk" の2種類があります。(中央の文字が "a" か "e" かの違い)
- "Clark" は名字または男性の個人名(ファースト・ネーム)として用いられます。
- "Clerk" は名字として用いられます。
2つの名前の語源は同じ
(真ん中が "a" の)"Clark" は「キリスト教の聖職者」を意味する古英語 "clerc" を語源とします。
(真ん中が "e" の)"Clerk" は「事務職員」を意味する "clerk" が人名に転じたものですが、その "clerk" の語源が古英語 "clerc" です。
現代英語 "clerk" と古英語 "clerc" の違いは語尾("-k" か "-c" か)。
したがって、"Clark" と "Clerk" は語源が同じです。
古英語 "clerc" には「聖職者」と「事務職員」両方の意味があります。
古英語 "clerc" の語源は「聖職者、学識ある者」を意味するラテン語 "clēricus" です。 ラテン語 "clēricus" は「聖職者」を意味する英語 "cleric(クレリック)" の語源でもあります。