質問.「クリスプ」と「クリスピー」の意味を教えて下さい。
回答. 次の通りです。
1.「クリスプ」の意味
「クリスプ」を英語に戻すと "crisp"。 "crisp" には次のように、たくさん意味があります:
1.1. 形容詞としての意味
- (論旨・弁舌・メッセージ・思考などが)明快な、歯切れのいい、簡潔な
- (映像や音が)鮮明な、クリアな
- サクッとした、カリッとした(*)
- (レタス、ニンジン、セロリなどの生野菜が新鮮で歯ごたえ)パリッとしている
- (湿度と気温が低くて、空気が)カラッとした
- (衣服が)パリッとした、(紙幣が)新しくてピンピンの
- (身なりが)きちんとした、ビシっとした
- (動作が)キビキビとした
- (会話や議論が)活気に満ちた、活発な
(*) 3. は固くて水分が少なくて噛むと簡単に砕ける感じを意味する。 例えば次のような食べ物: クラッカー | ビスケット | こんがり焼かれたパンの外側(内側は柔らかい)| こんがり焼いた肉(の外側) | カリっと焼かれたベーコン
1.2. 名詞としての意味
- 《主に英国》ポテトチップス
- 《米国》断片にしたパン(あるいは小麦・バター・砂糖)と果物を用いた焼き菓子(英国で "crumble" と呼ばれる食べ物に相当する)
- (焼いたり揚げたりで)サクッとした食感の食べもの全般
"crisp" には、「(クリスプな食感となるような方向性で)炒めたり揚げたりする」など動詞としての意味もあります。
2.「クリスピー」の意味
「クリスピー」を英語に戻すと "crispy"。(現代での)意味は次の形容詞としての意味だけです:
サクっとした、カリッとした("crisp" の 3. と同じ意味)
"crispy" は14世紀後半に "crisp" から派生した言葉です。 "crisp" に比べて "crispy" は意味が少なく、もっぱら(加熱調理済みの)食べ物の食感を意味する形容詞として用いられます。
"crispy" は名詞としてはあまり用いられません(なので、名詞の意味を記載しません)。 動詞としての意味もありません。