質問.「フェイト」って、どういう意味ですか?
回答. その「フェイト」が英語なら、それは「運命」という意味です。
目次
1. 英語に戻すと
「フェイト」を英語に戻すと "fate" です。
2. 詳しい意味
"fate" の意味は次の通り:
- 避けようのない出来事
- 死、敗北、非業の最後、末路(1)
(1) 船舶の末路(売却・退役・沈没など)も "fate" と呼ばれる。
- 結末、結果(2)
(2) 悪い結末や結果とは限らない。
- この世に何が起こるかをコントロールすると信じられている力
- 運命の3女神
運命の3女神とは?
ギリシャ神話やローマ神話で運命を司る3柱の女神のことです。
「柱」は神さまを数えるときの単位。
- Clotho: クロトー、クローソー
- Lachesis: ラキシス
- Atropos: アトロポス
ギリシャ神話の場合
- Nona: ノナ
- Decima: デシマ
- Morta: モルタ
ローマ神話の場合
運命の3女神を併せて "the Fates"(ザ・フェイツ、運命の女神たち) と言います。
3. 類義語
"fate" と同じく「運命」という意味を持つ語に "destiny" があります。
"destiny" の意味は『「デスティニー」と「デスティネーション」の意味は?』をご覧ください。
主な違い
"fate" には「不幸な運命、非業の最後」という不吉なニュアンスがありますが、 "destiny" にはそういうニュアンスはありません。
4. "fate" の語源
"fate" はその語源も悪い意味合いを帯びています。 "fate" の語源はラテン語の名詞 "fātum" で、その意味は次のようなものです:
- 発言、神託
- 運命
- 死
- 災難、破滅
"fātum" の語源は、「話す」を意味するラテン語の動詞 "fari" です。 「話す」から「発言、神託」という意味が生まれたのは想像に難(かた)くありません。
そして恐らく、その神託の内容の多くが不吉なことだったのでしょう。 だからラテン語の "fātum" が不吉な意味合いを帯び、その不吉な意味合いを英語の "fate" が引き継いだと考えられます。