質問:「ブルーな気分」や「マリッジ・ブルー」の「ブルー」の由来は?
回答:「心の青あざ」の「青」です。
詳しくは以下をご覧ください。
1. 英語に戻すと
「ブルーな気分」の「ブルー」を英語に戻すと "blue"。「青色」を意味する "blue" と同じ言葉です。
2. 由来
「青い」を意味する形容詞 "blue" は今も昔も、「打撲傷のために皮膚が青い」の意味にも用いられます。
この意味の "blue" が比喩的に用いられ、「心が打撲傷を負って青い」ということで「落ち込んで悲しい」も意味するようになったと言われます。「打撲傷(だぼくしょう)」とは「打ち身」のことです。 身体を強く打って皮下組織に起こる傷。
打撲により肌に生じる青黒い斑紋が「青あざ」です。3. 歴史
"blue" が「落ち込んで悲しい」の意味で使われ出したのは 15世紀ごろ。
"blue" という語が現在の綴(つづ)りになったのは 16世紀以降(*) なので、"blue" は現在の綴りになる前から「落ち込んで悲しい」の意味を持っていたわけです。
(*) 16世紀より前は "bleu" や "blwe" など。