"if not a gifted" の意味と解説

質問.: "if not a gifted~" ってどういう意味ですか?

回答.: 次の2種類の意味があります:

  1. ~としての天与の才能がなくても
  2. ~としての天与の才能がなければ

解説

  • "if not a gifted~" は "if (someone is) not a gifted~" という表現の「(someone is)」の部分が省略された表現です。
  • "if not a gifted~" の「」の部分には職業などの名詞が入ります。
  • 省略されている「(someone is)」の部分に入るのは、才能があるか否かが問われているです。
  • "if" には "even if(もし~だとしても)" の意味もあります。 "if not a gifted" を「天与の才能がないにせよ」と訳す場合には、"if" は "even if" の意味で使われています。「天与の才能がなければ」なら、"if not a gifted" の "if" は単に "if" の意味。
  • "gifted~" は「(天与の)才能がある~、才能に恵まれた~」という意味の形容詞(過去分詞)です。

    "gift" には「ギフト、贈り物」という名詞の意味の他に「贈り物を贈る、(天が才能を)与える」という動詞としての意味もあります。

    この動詞の "gift" が過去分詞の "gifted" になると「贈られた~、(才能を)与えられた~」という意味を持ち、形容詞として使われます。
  • "a gifted + 名詞" で「(名詞)としての才能に恵まれた、天才(名詞)」という意味です。

用例

He's an enthusiastic, if not a gifted, player.
彼は才能に恵まれた選手じゃないにせよ、とても熱心な選手ではある。

# この例文で省略されている部分を補うと次の通り: "He's an enthusiastic (player), (even) if (he is) not a gifted player."

この例文では、"if not a gifted" の "if" が "even if" の意味で使われています。

"enthusiastic" は「熱狂的な、熱烈な、とても熱心な」という意味。 "player" は、この用例では野球やサッカーなどの選手という意味。
He is nothing if not a gifted comedian.
彼はコメディアンとして天才じゃなければ(天才コメディアンじゃなければ)、ただの人だ。

# この例文では、"if not a gifted" の "if" が "even if" ではなく単なる "if" の意味で使われています。

"nothing" には「取るに足りない(重要でない、さしたる意味を持たない)人や物」という意味もあり、この用例ではその意味で使われています。
Mossbauer, who became Poindexter's primary thesis adviser, remembered him as a very good student, if not a gifted one.
ポインデクスター(米国の軍人)の卒業論文を担当したメスバウアー(物理学者)はポインデクスターのことを、天与の才に恵まれてはいないにせよ非常に優秀な学生として覚えていた。

# この例文では、"if not a gifted" の "if" が "even if" の意味で使われています。

この例文の "one" は「~な者/物」を意味する不定代名詞。 "thesis" は「卒業論文」。 "thesis advisor" は「卒論の担当教官」という意味でしょう。 "primary" は「主要な、第一の」。 卒論のアドバイザーとして複数の教官がいる中で、メスバウアーがメインの担当教官だったのでしょう。

この例文から、"gifted(天与の才に恵まれた)" が "very good"(非常に優秀) を上回る才能を形容する言葉であることが分かります。 メスバウアーはノーベル物理学賞を受賞したほどの人物ですから "gifted" だったのでしょう。 そのメスバウアーの目から見てポインデクスターは自分と同レベルの存在ではなかった。 それでも他の学生に比べれば優秀だったから "very good" と評した。
"a gifted" には「(天から)才能を与えられた者」という名詞としての意味もありますが、"if not a gifted" の "a gifted" が名詞である(後ろに "player" や "student" などの名詞が続かない)ケースは皆無ではないにせよ稀でしょう。

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