"the another reason" って、どういう意味?

質問.: "the another reason" って、どういう意味ですか?

回答.: 「別の理由」という意味です。 ですが、"the another reason" は正しい英語ではありません"the another" の部分が間違っています。

"the another" が正しくない理由

"another" は "an" という冠詞が "other" とくっついて生まれた言葉です。

したがって、"the another" は "the an other" と言っているのと同じです。

2つの冠詞(この話の場合だと "the" と "an")を同時に使うことは出来ないので、"an" がすでに使われている "another" に "the" は使えません。

正しい表現は?

"the another reason" は、正しくは次のいずれかです:

  1. the other reason
  2. another reason

どちらも「別の理由」という意味ですが、1は選択肢として残っている理由が1つしかない状況で「別の理由」というときに使われます。 2は、選択肢として残っている理由が(選択肢外の理由を除いて)2つ以上ある状況で「別の理由」というときに使われます。

上記の違いはそのまま、"another" と "the other" の違いです。 残りの選択肢が複数存在するうちの1つを指し示すのが "another" で、残りの1つだけ限定されている選択肢を指し示すのが "the other" なのです。

選択の余地があるときの「別の」が "another" で、選択の余地がないときの「別の」が "the other" だと覚えておけば良いでしょう。

例え話

例えば、鼻クソをほじるべき5つの理由があるとします。 その理由のうちの4つまで説明し終え、残る1つの理由について説明しようというときには次のように言います:

The other reason is...
他の理由は...というものだ。
この "The other" は "The last" に置き換えてもいいでしょう。 「5つあるうちの最後のもの」と言いたいときには "the other..." よりも "the last..." が使われるほうが、むしろ一般的でしょう。 "the other" の "the" と the last" の "the" は同じような役割です。

また例えば、鼻クソをほじるべき5つの理由があって、そのうちの2つまで説明した時点で、残る3つの理由のうちの1つについて説明しようというときには次のように言います:

Another reason is...
もう1つの理由は...というものだ。

さらに例えば、鼻クソをほじるべき5つの理由があって、そのうちの2つまで説明した時点で、残る3つの理由すべてをまとめて説明しようというときには次のように言います:

The other (three) reasons are...
他の(3つの)理由は...というものだ。

ご参考

参考までに、「鼻クソをほじる」を英語では "pick a booger" と言います。 "booger" が「鼻クソ」という意味です。 1つ賢くなりましたね。

鼻クソをほじるべき5つの理由については、各自で思い巡らしてみましょう。 なお、ここで言う「鼻クソをほじる」は鼻クソをほじることだけを指し、ほじった鼻クソを食べることまでは含んでいません。

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