「ホール・ケーキ」や「ホール・トマト」の「ホール」の意味は?

質問.:「ホール・ケーキ」や「ホール・トマト」の「ホール」の意味を教えて下さい。

回答.:「丸ごと」という意味です。

解説

「ホール」の原語

「ホール・ケーキ」や「ホール・トマト」の「ホール」は "whole" という英語をカタカナにした言葉です。 「ホール・ケーキ」は "whole cake"、「ホール・トマト」は "whole tomato" です。

こういう使われ方をする "whole" は形容詞で、「丸ごとの~、全~」という意味です。
  • カットやスライスされていない1個まるごとのトマトが「ホール・トマト」です。
  • 焼き上げてから切り分けられていないケーキが「ホール・ケーキ」です。

ホール・ケーキ ⇔ ショートケーキ?

ショートケーキ(shortcake)」は「ホール・ケーキ」の対義語(反対の意味の言葉)ではありません

"shortcake" の "short" は「切り分けた」という意味ではなく、「もろい、口溶けが良い」という感じの意味です。 お菓子やパンを作るとき口当たりを軽くすために加える油脂を「ショートニング(shortening)」と呼びますが、その「ショート」と同じ意味です。

ホールウィート

「ホールウィート」というカタカナ語も見かけるようになりましたが、これは "whole wheat" をカタカナにしたもので「全粒小麦」という意味です。

全粒小麦とは玄米のようなもので、籾殻を落としただけで精白されていない小麦のことです。 "wheat" が「小麦」という意味です。

「ホールウィート」の「ホール(whole)」は、小麦1粒の成分が「丸ごと残っている、損なわれていない」という意味です。 「精白により除去された成分がない」ということです。 「全粒小麦」の「(粒)」の部分が "whole" に対応します。

"whole" の品詞

"whole" には副詞としての意味(1)名詞としての意味(2)もありますが、カタカナの「ホール」の意味という観点からは気にする必要はありません。

(1) 「全部を、完全に、まったく」

(2) 「全部、全体」

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