質問:「セブンスヘブン」とは、どういう意味でしょうか?
回答:「7番目の天国」や「至福」という意味です。
詳しくは以下をご覧ください。
1. 英語に戻すと
「セブンスヘブン」を英語に戻すと "seventh heaven"。 この "seventh heaven" に上記の意味があります。
2. 単語の意味
- seventh (7th) ・・・「7番目(の)」を意味する序数詞
- heaven ・・・「天国」を意味する名詞
3. 言葉の由来
「7番目の天国」とは?
ユダヤ教やキリスト教、あるいはイスラム教には「天国が7つの階層に分かれている」という考え方があります。
天国が10階層に分かれるなどの考え方もあります。
「7番目の天国」とは、その7つの階層に分かれる天国の最も高い階層(最も神聖で神がいる場所)のことです。
「至福」の意味について
"seventh heaven" に「至福、この上ない幸せと満足、最上の幸せ」という意味があるのは、神の居場所である7番目の天国こそが極上の場所だからでしょう。 そんな「極上の場所」にいるような気分ということで「至福」なのでしょう。
"seventh heaven" に似る日本語に「極楽」があります。「極楽」も本来は「すべて満足で一切の苦しみが無い安楽な世界」を意味します。
"seventh heaven" は「最も高い場所(7番目の天国)」というだけでも「至福」の意味になり得ます。 日本語の慣用表現「天にも昇る心地」や「気持ちが舞い上がる」に表れるように、幸せを感じたときヒトは高い場所に居るように感じますゆえ。
「至福」を意味する "seventh heaven" の用例
We got Darren a puppy for Christmas, and he was in seventh heaven.
クリスマスのプレゼントとしてダレンに子犬を与えると、彼はこの上なく幸せな状態にあった。
Your sixth sense — the one beyond sight, hearing, touch, taste and smell — may be leading you to seventh heaven, the very height of happiness.
第六感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚を超える感覚)は、至福すなわち幸福の絶頂へと導いてくれる可能性がある。
どちらの用例でも "seventh heaven" の前に定冠詞 "the" が使われていません。 「至福」という比喩的な意味では "the" が付かないわけです。