質問: 人名「エドワード」の意味を教えて下さい。 あと、「エディー」って「エドワード」と関係ありますか?
回答: 「エドワード」の意味は「富の番人」です。「エディー」は「エドワード」の愛称です。
詳しくは以下をご覧ください。
1. エドワード
英語に戻すと
「エドワード」を英語に戻すと "Edward" です。
"Edward" は男性の個人名(ファーストネーム)として用いられます。
語源
"Edward" の語源はゲルマン祖語の人名 "Audawarduz"。 "Audawarduz" は次の2つの語から成ります:
- audaz ・・・「富」を意味する名詞
- warduz ・・・「番人(見張り守る者)」を意味する名詞
"Edward" の "Ed" の部分が "audaz" に、"ward" の部分が "warduz" に対応します。
"ward" は現代の英語に単語として存在します。 意味は「防御/被保護者/病棟」など様々。2. エディー
英語に戻すと
「エディー」を英語に戻すと "Eddie" です。
「エディー」とは
"Eddie" は "Edward" のニックネームです。
"Eddie" は "Edgar" や "Edwin" など "Ed-" で始まる名前のニックネームでもあります。
3. "Edward" & "Eddie" の用例
"Edward" と "Eddie" の関係が如実に表れる用例を次に示します:
Eddie spoke into the phone. "Hello?"
"Is this Edward Deakin?"
Eddie frowned. The voice was unfamiliar, and nobody called him Edward. He said: "Yes, I'm Eddie Deakin. Who are you?"
エディーは電話の相手に話しかけた。「もしもし?」
「エドワード・ディーキンか?」
エディーは眉をひそめた。 電話の相手の声に聞き覚えはないし、知人は誰も彼を「エドワード」と呼んだりしない。 エディーは言った:「そうだ。 エディー・ディーキンだ。 あんたは誰だ?」
# 出典: Ken Follett という英国人作家の傑作小説『Night Over Water』の48ページ目。
戸籍上の名前が「エドワード」であっても、もっぱら愛称の「エディー」が用いられることが分かります。
また、「そうだ。 エディー・ディーキンだ」から、エディー自身が本名「エドワード」より愛称「エディー」を好む(*) ことが分かります。
(*) 未完の名作ラノベ『謙虚、堅実をモットーに生きております!』の第92話で、鏑木(かぶらぎ)が「ショコラは嫌いじゃない」という発言によって「チョコではなくショコラと呼べ」と暗に要求したのと同じです。